8/21/2017

南関町下坂下で 日本初竹を使用したバイオマス発電事業

竹を使用したバイオマス発電事業を手掛けるバンブーエナジー(熊本県南関町)はさきごろ、同町にバイオマス熱併給設備の建設を決定したと発表した。中外炉工業(大阪市)が設備設計・製作を担う。稼働は2019年1月を予定している。 [画像・上:工場建設地(提供:バンブーエナジー)] 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からバンブーエナジーと中外炉工業が委託された実証事業で、「竹の新素材加工工場に併設したバイオマスの熱・電併給カスケード利用による地域再生自立システム『ゆめ竹バレー』の事業性評価(FS)」の実証設備として建設する。 チップから機能性ボードなど建材を製造・販売する「バンブーマテリアル」と、竹の収集とチップ加工を担う「バンブーフロンティア」による竹製建築資材製造工場に隣接する。工場は本年10月に操業を開始する予定。フロンティア社は、放置竹林対策に取り組む南関町の協力を得て、同町内にある約300haの竹林所有者と供給に関する協定を結んでいる。